きょんの日記

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小説「ミーナの冒険 蒼眼の姫と深紅の竜」を書き終えて。

こんにちは。週一で書くと言いまし(以下略

 

さて今回は、私の二作目の小説「ミーナの冒険 蒼眼の姫と深紅の竜」を書き終えた感想や表現描写しきれなかった設定や、その他色々と書いていこうと思います。

まずはじめに

去年の九月からカクヨムに上げていた小説でしたが、七月初めに無事完結させる事が出来ました。

実はこの話もかなり前から構想は練っていました。

主題はエリーが過去と向き合う話だったのですが、前作を書いている段階で、ざっくりの骨子は出来ていた為、伏線回収的な要素も多々含んでいます。

 言い訳 書いた感想

正直、話が複雑でキャラの動きが分かりにくく、会話が説明文的になり過ぎていた気もします。

かなりツッコミどころも多い気がしますが、ご都合主義になってはいない……はず(;'∀')

政治的な思惑やらなんやらは、私の文章力と構成力では荷が重すぎた気がしますが、エリーというキャラはこれくらい重い過去のあるキャラだと表現出来てたら嬉しいですね、はい。

ちなみに原題は「エリー、帰る」だったのですが、冒険小説感があまり感じられないので(カクヨムのPV稼ぎ的な意味で)この題名にしました。前作の題も「ミーナの冒険」だけだったのですが、シリーズ感を出したくて改題しました。

物語の内容やキャラクターについて

こっからはネタバレがあるのですが、そもそも本編読まずにこんな記事読まねーだろ、という事でやりたい放題書きます。

まず偽セレスティーヌことシルヴィですが、彼女の死を描くか否かは悩んだ結果省略しました。

飄々とした態度は表の顔で、実際は激情家の彼女は故郷の惨劇の原因がジェラルドにある事を知って激昂。そして彼を殺害しようとして返り討ちにあったというのが、設定上のシルヴィの最期です。

兄のクレールも共に殺害されていますが、最終的には二人とも故郷の地に葬られました。

この辺りを書くと、主人公(または主人公級)のキャラ目線でストーリーを書くという、私のこだわりから外れてしまうのですが、くだらないこだわりは捨てて書くべきだったかな?と思っています。

ただこの点は非常に微妙で、主人公が知り得ないことを読者が知ってしまう事で、読者の感覚がズレるのではないかと考えています。私個人の好みですが、この手の話は主人公やその仲間に読者自身を重ねられるお話が好きですので、シルヴィの話は後日談とか、何か別の表現で書くべきなのかも……?(供養も含めて(爆)

なお彼女の容姿(というか体形)については妙に細かく記載したのは、「男性が好む女性キャラクターってこういうのでしょ?」という皮肉を込めています。そこには、折角の小説作品なので、人物の内面に焦点を合わせたいという、ささやかな主張も含んでいます。

基本的に人物の容姿については細かく書くのが好きではありませんが、絵も描く身なのでもちろん設定はあります。というか皆さんの好きなように想像して読む方が良いんじゃないかと思ってます(私の稚拙な絵でイメージが壊れたらゴメンネ(´;ω;`)

私自身、他の方の小説を読んだ際に、実際のイラストと想像が掛け離れていて驚いた事が数回あります(;'∀')

次にエリーの師にして今作の敵役、ジェラルドについてですが、

彼の素性や狂気に走った理由については、あまり深くは考えていません。

若い頃から優秀な術士で、自身より劣るものを嫌悪、見下す人間だという事くらいしか考えてないです。あたおかの中身なんて知るかよ(゚⊿゚)って感じです。

同情出来る敵役も必要とは思いますが、それはシルヴィの役目なので、やっぱり彼女の素性や過去をもう少し深堀した方が良いような気が余計して来ました(現在進行形)

 

ちなみに彼が「至高者」になる事を望むと口にしますが、「神」という表現を使わなかったのは彼ら彼女らに「神」という概念が無い事を表すためです。

他の場面や表現においても、宗教用語は極力抑えており、地獄や天使、悪魔という単語も避けています。前作でもミーナの本名「ミネルヴァ」の事を「異国の女神」ではなく「異国の女傑」としているのはその為です。

話が逸れましたが、ジェラルドに対しては嫌悪感を抱くようなキャラ描写に努めていましたが、不快になれましたでしょうか?(爆)

彼は実年齢が五十歳前くらいですが、見た目は二十代後半の青年風の所謂イケメンという事になっています。十五になりたてのエリー(セレスティーヌ姫)からすれば、優しくて賢くて自分を色々な意味で思ってくれる、憧れの男性だったのでしょう。

もし、あの夜、姉であるフィオレンティーナとの会話が無いまま、エリーがジェラルドに迫られていたら……成人向けになってしまいますね(;;´Д`)

なにはともあれ、彼は自分の野望の為ならどんな手段も厭わない男という事です。

それとフィオレンティーナについてですが、

上記の二人は小説用の人物ですが、フィオレンティーナ(以下フィーネ)は、ミーナ、エリーに続く「うちのこ」の三人目です。

彼女も絵や設定としての成立は十五年くらい前、もしくはもっと前だったようなもうよくわからん(ω゜。)

作中では思った以上にしっかりした(というかやり手?)キャラに書かれてますが、本当は自由気ままに生きたいと誰よりも思っているフィーネです。

終盤は主人公のエリーよりも目立ってる気がしますが、うちのこ、だからまあ良いかなと思ってます。

ちなみにこの一件の後、フィーネは国を民主化させて自身の退位を望みますが、国民は彼女が団結の象徴としての王として君臨し続ける事を望み、思った以上に自由になれなくてがっかりしています。

そこで次作は、妹のエリーよろしく王宮を抜け出たフィーネを主人公にした「フィオレンティーナの夏休み(仮)」を書く予定です(本当か?)

二十七歳にもなって、少女みたいな格好してんじゃねえよ……

最後にエリーの事とか

天真爛漫なロリ少女である平民のミーナに対し、どこか憂いを含んだ皮肉屋でムチムチボインなお姉さんな、しかも実はお姫様のエリーという、対象的な二人ですが、なんだかんだで仲良くやってるように書けたと思います。

元々は吟遊詩人的な設定もあったので、ちょいちょい竪琴持ってる絵があったりなかったり。
まさか何となく描いてたミーナとエリーに、ここまでの物語を作ってあげられるとは思いませんでした。

あとは同人誌として発行出来たら、大きな一つの目標はクリア出来るのかもしれません。

 

物語を書くと、自分の創造したキャラクターが思わぬ面を見せたりするので、オリキャラ描きとして非常に面白いというか感慨深いです。

相変わらず書き散らしましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます。